テーマ型調査
「みらリポ2018」
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プロジェクト編STUDY TOOL02
対話を見える化する「毛糸法」
プロジェクトで実際に活用された学びの手法を「STUDY TOOL」としてご紹介します。
2019/01/25 カテゴリ:
プロジェクト編スタディツール

![]() | 対話を見える化する「毛糸法」 |

対話を見える化する「毛糸法」
ねらい
対話の流れを、毛糸を使って
" 見える化" しよう!
一人ひとりが自分の意見を持っていても、グループワークではつい発言しそびれてしまう、ということがあると思います。一人ひとりの多様な意見をお互いに尊重し、安心して発言できる場をつくり、全員参加でものごとを考えるひとつのアプローチとして、対話の流れを"見える化"する「毛糸法」をご紹介します。これは、全員で対話を共有していることを実感する、"場のデザイン"とも言えます。

方 法
毛糸のネットワークを
全員でつくり、確認する。
- 全員の顔が見えるように円になって座る。
- テーマ(例えば、この日のテーマは「地域とつながるためには、どんなイベントにしたいですか?」)を掲げ、まず一人ひとりがカードやノートに自分の考えを書き出していく。
- ひとりずつ毛糸玉を持って自分の考えを発表、その後、糸の一方を握ったまま、次の発言者に毛糸玉を投げ渡す。お互いの意見をしっかり聞き合うように意識することがポイント!
- これを繰り返すと、床の上に毛糸で結ばれたネットワークができる。
- 全員の発言が終わったら、毛糸のネットワークの完成を全員で確認する。

発 見
全員が発言することは楽しい。
全員の発言をお互いに聞き合う機会をつくることはなかなか難しいですが、子どもたちからは「全員が発言すると、授業が面白くなる」「こんなにさまざまな案が出たことに驚いた」「赤い糸を投げ合うと、みんながつながった! と思った」「発表すれば、意見が通って活用してくれることがわかった」といった声が上がりました!

